ダーツで最も汚れやすいパーツと言えばバレルです。あの汚れはどうすればきれいに落とすことができるのでしょう? 

ここではバレルのお手入れ方法、洗浄の仕方について解説します。

バレルはなぜ汚れるの?

バレルの汚れの主な原因は手汗や皮脂です。
バレルは手で握る部分なので汚れが付着しやすく、しかも大抵はきざみ(カット)があるのでここに汚れが溜まります。
油断していると汚れがこびりつき、非常に取りづらくなってしまいます。

しかもバレルは放っておくだけでも酸化して徐々に光沢を失っていきます。
特に素材がブラス(真鍮・しんちゅう/銅と亜鉛からできているもの)であれば錆びていくのは避けられません。

また、酸化による劣化は湿気や手垢、ほこりなどが加わることで加速されます。

見た目だけでなく、本来の握りやすく投げやすい手触りや状態をなるべく長く保つためにも、バレルは定期的な手入れを行う必要があります。

使用後は必ず乾いた布で拭こう

まずダーツを投げる時には手を清潔にしておきましょう。

そして使用後は毎回、乾いた布でバレルを拭くことを習慣づけてください。
汚れや酸化を防ぐにはこれが最も効果があります。

布の代わりにお店に置いてある布のおしぼりや使い捨ての紙おしぼりなどを使う人がいますが、これらは湿っているので水分がついて錆びやすくなってしまいます。

必ず使用後にバレルを拭くための専用クロスを用意しておきましょう。

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汚れが目立つ場合の洗浄方法

バレルを見て汚れが目立つ場合、あるいはベトついている感触がある場合は洗浄をするようにしましょう。

洗浄にはいくつか異なる方法があります。

まずぬるま湯と台所用の中性洗剤を使う方法です。

バレルをぬるま湯の中に2~3分ほど浸けて汚れを浮かせたら、次に柔らか目のスポンジに中性洗剤をつけ泡立てて洗浄します。

きざみに頑固な汚れがこびりついていて取りづらいようなら歯ブラシを使いましょう。洗い終わったらよくすすぎ、乾いた布や、きざみ部分は綿棒なども使って水分を取り除いてから、ドライヤーで乾かします。

ドライヤーは熱風ではなく冷風を使いましょう。
エアダスターがあればきざみに入り込んだ水分を吹き飛ばしながら乾かせます。
水分が残っていると錆の原因になるので乾かす作業は念入りに行ってください。

バレルに付着した皮脂などの汚れを落とすにはアルコールスプレーを使う方法もあります。

アルコールは揮発性が高いので、スプレーして乾いた布で拭くだけですぐに乾きます。
殺菌効果があるのもいいところ。
アルコールで手入れをした後はティッシュなどでバレルを包んでしまっておけば、清潔さをそのまま保つことができます。

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超音波式の洗浄機を使う

超音波洗浄器はメガネや時計、アクセサリーなどを洗浄する製品ですが、これを使ってバレルを洗浄することもできます。

バレル専用の洗浄機もあり、こちらは電池使用の持ち運びができるタイプも売っています。

こうした洗浄器の原理は超音波によって水を細かく振動させ、物に付着した微細な汚れをふるい落とすというものです。

バレルではきざみの間についた汚れを落とすのに有効です。

また水を入れてスイッチを入れる操作だけで行える手軽さも見逃せません。
ただ、これも洗浄後にちゃんと乾かすことは必要です。

洗って放置しておいたら錆びてしまった、というのでは本末転倒なので気をつけてください。

バレルはマメに手入れや洗浄を行えば、それだけ寿命を伸ばし、長く使い続けることができます。上達にするにはまず道具の手入れからです。

練習だけではなく、メンテナンスも怠らないようにしましょう。


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