チップとは、ダーツの先端部のパーツのことです。ボードに刺さる部分であり、
何度も投げて刺し、抜く行為を行うため消耗品でもあります。

ここではそんなチップの選び方について解説します。

チップの種類(規格)

チップはまず、バレルとの接続部分となるネジの形状が異なるタイプが存在するので要注意です。次の4種類の規格が代表的です。

2BA

チップ側が凸ネジ、バレル側が凹ネジになっています。

最もよく見かける規格で、種類も多くあります。
初心者、上級者に限らず多くの人が使っている物なので、まずはこの2BAを覚えておきましょう。

4BA

2BAとは逆に、チップ側が凹ネジ、バレル側が凸ネジになっています。

逆ネジタイプとも言います。
全体的なバランスとしては、やや前重心になりやすい傾向にあります。

No.5

2BAと同様にチップ側が凸ネジですが、ネジ山の直径が2BAより約1.6mm細くなっています。
チップがスリムになっている分、グルーピング時に弾かれてしまうリスクを軽減できます。

1/4(ハウスティップ)

主にハウスダーツで使われる規格です。
他のチップよりかなり太くなっています。

通常の2BA、4BA規格のソフトダーツには使えません。

まずは自分のバレルが2BAタイプなのか、4BAタイプなのかを確認してください。

通常は2BAが多く、デザインなども豊富です。
少しこだわるならバレルの選択と合わせて4BAやNo.5も視野に入れるようにしてみましょう。

チップの長さと強度

チップの長さをどうするはグリップ時に指をチップに掛けるかどうかが一つの目安になります。

指を掛けない人は短めを選んでおけば大体、問題ありません。
指を掛ける人は長さの違いがどうフィーリングに影響を与えるかを確かめてみましょう。

また、チップが長いと刺さったダーツが垂れやすくなります。
垂れると刺さった場所のすぐ下が狙いづらくなり、一方でグルーピング時には有利になります。

なお、チップには素材(大半はプラスチック製)などによる強度の違いがあります。

ただ、強度は素材の硬さだけで決まるわけではなく、粘りがあるかどうかも重要です。
さらに、チップにきざみがある物もあるので、興味がある人は投げて試してみるといいでしょう。

ソフトダーツをハードダーツでも使用したい場合は?

ハードボードを使ってソフトダーツの練習をしたい時には、コンバージョンポイントと呼ばれるチップを使用すれば、それが可能になります。

コンバージョンは金属製の針のような形状のチップで、ソフトダーツに装着することでハードダーツとして使うことができます。

いつもソフトダーツで楽しんでいて、試しにハードダーツで遊んでみたい人は使用してみるといいでしょう。
ソフトダーツとハードダーツの違いについては別項で解説します。

CONDOR HARD POINT

CONDOR HARD POINT

コンドルティップと同規格なので、今までソフトダーツで投げていた人も違和感なく使用できます。

最後に

チップはまず、自分の持っているダーツ(バレル)に合う規格のものを選ぶことになります。

チップの長さや素材についてはお店の人とも相談しながら確かめてみるのがいいでしょう。

チップはそれほど値段の高いものではないので、友達の持っている物とも交換したりしながら、自分の感覚に合うものを探すのがおすすめです。

いろいろなチップを試してみながら、お気に入りの物を見つけてください。